自民大勝・・・その陰に思うこと

いやあ、勝ちましたね、自民党。
というか勝ってしまったねえ。
僕は個人的に自民党は好きなのですが、小泉さんの政策にはちと思うことがあります。

自民党のマニフェストには「19年度に向けて消費税の見直し(増税)」や「憲法改正」も含まれていたので、大手を振ってやってくるでしょうね。
「これが民意ですから」と言われればそれまでですからね。

しかも民主党は小沢さんですか。
まだ決定ではありませんが、小沢さんだと憲法改正も望むところ、でしょうね。
彼の思考も大変わかりやすくて結構ですが、ついて来る人はどれくらいいるのでしょうか。

「3分の2」・・・怖いですね。
憲法改正もいけるし(国民審査がありますが)、何よりも「その他法案」が「衆議院の優越」により簡単に決まるところが怖いです。

小泉さんってのは個人的に「危険人物」とは思ってません。
彼は「強力な破壊者」なだけですから。破壊者ってのはシステムを破壊するだけですから良くも転ぶし、悪くも転ぶ。ただやり方が早急なだけ。
でも、その後に「強力な創造者」が出たら怖いですね。
それも、悪い創造者。3分の2ですからなんでも出来ますからね。

通常なら選挙や参議院によって「監視」できるのですが、それも無理な状況ですからね。

ま、我々の監視を免れたわけですから、次の総裁選挙では良識を持って総裁を選んで欲しいものですね。

コメント

  1. otto より:

    勝っちゃいましたね
    clausewitzさんがいつ選挙について書くかな~って思ってましたw

    少し勝ちすぎっていうのが正直な感想です。
    小選挙区の怖さが出ましたね。
    どれだけ接戦でも、たった1人しか当選しませんから。

    その結果、3分の2の議席ですか・・・
    日本の民主主義が、単なる多数決になりそうな数字ですね。
    政治システムが大きく変わるとは思えませんが、それでも多数決の強みは存分に使えますからねぇ。

    小泉さんが「破壊者」っていうのは、なるほどって思いました。
    それなら、仰るとおりその後の「創造者」が問題ですね。
    なにせ、この状況が2009年まで続くのですからねぇ。

  2. clausewitz より:

    多数専政
    かつては「少数専政」とも呼ばれておりました。3分の1によって大きな改革が出来ない状況のことですね。55年体制下では社会党がその役割をしておりました。
    今の最大野党・民主党は「ほとんど自民党」の人ばかりですからね。小泉退陣後に「国民新党」などは合流するだろうし。共産党が「確かな野党」と主張していたのも分かる気がします。

    内閣不信任も提出されないだろうし・・・。
    やはり安定政権が誕生するのかな?

    ま、「苦痛を伴う改革」の契約書にサインしたのは国民ですから。少しくらいの痛みには耐えて見せないといけないんでしょうね(笑)

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