海外旅行はツアーと個別手配、どっちがいいの?  その3

まずは、「その1」からご覧下さい。

さて、ツアーの最大のメリットを書きたいと思います。
ま、特別なことではありません。普通のことを普通に書きます。

その前に、ツアーの常識をもう少し。
ツアーにはフリープランが多いもの(ホテルと移動手段だけついたもの)と現地ガイドのプラン、
日本から添乗員がついていくプランがありますよね。順番に高くなっていきます。

また、よく旅行代理店に行く方はパンフレットにも種類があるのに気づくかと思います。
冊子になった豪華版、方面を限定した3-5ページ位の簡易の冊子。そして1枚でモノクロ印刷のもの。
実は同じツアーでも料金が違うのです。もちろん、豪華版の方がモノクロよりも高いのです。
まずは豪華版を出して人を集め、状況に応じて簡易の冊子、逼迫するような場合はモノクロ版を出す。
例えば28人以上催行と書いてある場合に、数名足りない、あるいはキャンセルがあった時など。
そういう時は、同じツアーなのに安く設定して募集し催行条件を満たそうと考えます。
会社としても当然の措置だと思うし、客としてもありがたいでしょう。催行されない方が嫌ですから。
だから、「すぐに行きたい!」って人はそういうツアーを探してみても、良いかと思います。
間違っても「絶対に行きたい」って人が、安くなるのを待つってのは止めた方がいいと思います。

また、最初に書きましたが観光方式(車窓、入場、下車など)は全てパンフレットに書いてあります。
というか、書かないと駄目なんです。だから、ささっと見たい場所は車窓の方がいいという考えも。
その代わり、興味のある場所については入場観光がついているプランを選んだほうがいいでしょう。
旅行代理店が一生懸命作成したパンフレットなので細かい所まで見て楽しんでください。
(これも料金のうちですから)

以外に曲者なのが「航空会社未指定」というプラン。
もちろん、指定のほうがありがたい。でも、指定と書いてなくても実は決まっていることが多いのです。
直前まで決めていないような旅行代理店は恐ろしくて使えません。
ただ、確か何かの規則(法律かどうかは知らない)で、名前を「出せない」というだけです。
もしかしたら他の航空会社への配慮かもしれません。だから「未定」ってあっても教えてくれる時もあります。

そして、「同行者を選べない」と書きましたが、完全には選べませんが絞ることくらいは出来るかと思います。
例えば、新聞に募集がかかっているプランは高齢者が多いとか、学生向けってあったら学生が多いとか。
また、雑誌に載っているタイプのツアーはその雑誌を講読している層が対象になるでしょう。

後、せっかく添乗員付きのプランにしたのだったら、添乗員はフルに使ってやってください。
何か困ったときだけ使うには勿体無いです。普段からバンバン使うと旅が充実します。何しろプロですからね。
添乗員にしても、苦情だけ言われるような旅(仕事)は面白くもないし、やりがいもないと思います。

ここまでは、まあ、常識。ただ、あまり誰も触れたがらない事がもう一つありますね。
誰でもうすうす気づいているでしょうが、それを敢えてメリットというかどうかは分からないって人も多いかと。

ここから先は、特に旅行が好きではないだろうビジネスマン、自営業主、自由業、政治家や芸術家などなど
多くの人にとって「常識」にしてもらいたい事を書いておきます。

「旅は出会い」という常識です。しかも、相手はこちらから選べるのです。
旅行中というのはオフ(仕事ではない、余暇、あるいはリフレッシュ)って考える人が多いと思います。
そういう時に「いい人」に出会うとうれしいものです。

ま、ここまで言ったら分かると思いますが、人脈作りには本当にもってこいなのです。
そして先ほどもいいましたが、「ある程度、客層を選べる」んですからより確実性が高い。
わざと高額ツアーに申し込んでみるとか、いろいろとありますよ。
また、出発地が地元のものだと比較的住所も絞り込めます。

誰にとっても、飛行機の中の時間や空港での膨大な待ち時間ってのは嫌なもの。
でも、ビジネスチャンスと考えると・・・・本当に有意義な時間であります。
もちろん、旅の間に仕事の話なんて野暮なことはしてはいけません。気持悪がられるだけです。
旅の間は、「自分の素顔」を見せることにするのです(自分にとっては素顔かどうかは知りませんが)。
ちょっと親切にしてあげるとか、話を親身になって聞いてあげるとか。

仕事上の付き合いの人は信頼しない人でも、旅で出会った人は信頼してみようって人は多いんでは?
また、ちょっと険悪なツアーなどでしたら余計に「いい人」って目立つし。

定年退職した人だからってあきらめてはいけません。
そういう人こそ、人脈は大きいものですから。
ご夫婦で旅行なさっていて、旦那の事を若い人によく言われて嫌がる奥様もいないでしょう。
「定年ですか!長い間ご苦労様でした。どんなお仕事されていたのですか?」とか街中では非常識でも、
旅だと結構話すものですよ。何事も「さりげなく」。この辺りはプロの方なら説明する必要もないでしょう。
「あぁ、君との旅は本当に楽しかったよ」って言われるようになれば一人前。
もしかしたら「何か手伝えることがあるかもしれない」って言われるかも。
そういう人は100人に1人であっても重要です。なかなか得がたい人になるのではないでしょうか?

僕は、そういう意味で「ツアーは決して馬鹿にしてはいけない」と思います。
旅慣れていても、そういう所には気づかない人も多いのです。
個人手配でも人脈は作れるかと思いますが、難易度はツアーの方が格段に低いと思います。
暇な時間、待機時間などが非常に多いし。

個人的には、この話題にくいついて来る人が、真っ当な人であって欲しいです。
(宗教がらみ、ネットワークビジネス、悪徳商法・・・・・嫌いなので)

以上、「海外旅行はツアーがいい? 個人手配がいい?」でした。
自分に合った方法はどちらだったでしょうか?
もしかしたら、ずっと海外旅行を渋っていた旦那様(仕事人間)を引き込む事が出来るかも!?(笑)

あ、そうそう。
せっかく海外旅行にいって「ケンカ」するのは、ツアーでも個人手配でも非常に「無駄」です。
どんな事があっても、喧嘩なんかにならないように、おおらかな気持で楽しみましょう。失敗も経験ですから。

これで終わりにする予定でしたが、もう一つだけ続けます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました