この国のマスコミはどうなったんだ?

しばらく政治・時事関係の話はしないようにしようと思っていたが、
さすがに・・・という出来事が起きたので、アップすることにしました。

問題となっているのは「党首討論」です。
8月12日に行われる麻生・鳩山の討論です。

主催は「新しい日本をつくる国民会議(21世紀臨調)

麻生総理、鳩山代表の冒頭スピーチ後、第三者を交えず、前半、後半で攻守ところをかえて、1対1による「双方向」「対決型」の形式で行う。

つまりは、司会も解説委員もいない、文字通りの対決型の党首討論である。

総選挙、しかも政権選択選挙でもある今回の衆議院選挙。
その前に行われる二大政党の党首討論が、なんと・・・・・

「テレビ放送されない」

のである。民主党は無条件で党首討論を受けるという。

自民党は「テレビの地上波でノーカット放送すること」を麻生首相の参加条件とした。

テレビ局の一部の人間の考えによって編集されたらたまったものではない、という事だ。

それを、民放各社のみならず、NHKですら、のまなかったのだ。

NHKは中立のはずだから、ノーカットでもいいのではないか?と思えるがそうではないらしい。
企画した21世紀臨調が問題なのか?
(前回の安倍・小沢の党首討論もここが主催です)

選挙前だから全ての党の参加が必要!とでも言うのかもしれないが、
だからといって今回の党首討論が無意味とも思えない。
さらに「編集していいなら放送する」ってのもどうかと。

余計な邪魔が入らない党首討論を希望する人は多いのではないか?

「大事な選挙!」を連呼するマスコミは、今回の党首討論は大事ではないのか?
どこまで落ちぶれている(勘違いしている)んだ。全く。

これが意味する所は実に危険である。

ほとんどの日本人は気付いていると思うのだが・・・・。

ちなみに、この党首討論の模様は「あらたにす」や「ニコニコ生放送」にて
放送されます。
(ニコニコ生放送はプレミアム会員でないと時間制限があります)

あらたにす、では配信終了後にアーカイブとして動画が公開されるようです。
翌日に放送されるであろう、民放各局+NHKがどういった編集をしたのかを見ると
各局の「立場」が分かると思います。
同時に、ネット放送局に対する扱い方を見てみても面白いかもしれません。

この記事のソースはこちらこちらこちら

コメント

  1. かにたま より:

    わかってる
    分かってるつもりは更々ないんだけど
    こういう話を知ってしまうと…あーあって思います。

    主観の入った編集がされた報道を
    さも分かってるっぽい人が感想をつけて誘導し
    公共性が高いと思うもので見てしまうと…

    きっと誘導されちゃうんだろうなぁ~
    でもされちゃってもまた一興なのかなぁ~
    などと、来るべき日にどうしたものかと考え中です。

  2. clausewitz より:

    かにたまさんへ
    一応、反論として「うちでも別の枠で党首討論を検討しているから」と言っているみたいですが、それならなぜ「編集オッケーなら放送する」と言ったのかが分からない。

    個人的には、「総選挙の後の政権交代」も当然歓迎なのですが、その総選挙をかなりどちらか一方に有利になるように、放送してしまうというやり方は許すことが出来ない。
    というか、あきれてしまう。

    民放各社には「イロ」があってもいいと思う。
    しかし、あたかも「それが真実」と錯覚してしまう人があまりにも多い。
    よく専門家を呼んで話をしているが、その顔ぶれをみたら「どっち側か」って大体分かってしまいます。

    まあ、国民一人一人が「このテレビ局はこういう考え方で編集しているんだ」と客観的に見て、その上で自分の意見を構築していけるような状況にでもなればいいんだけど。

    マスコミ全てが同じような報道ばかりすると、ただの「一つの意見」だったものが「真実」に見えてしまうんですよね。

    恐ろしいことです。

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