最近、本屋さんの「話題本」コーナーには、金融恐慌シリーズが並び始めました。
おかげで、世界恐慌関連の本を探すのも随分と楽になりました。
先日購入したのが・・・

です。
なんかさ、こういう本って一年半ほど前に読んでおきたかった・・・・。
現代から学者的視点で当時を紹介するのではない。
1955年に初版が出ている本である(その和訳版・・・2008年9月発行)
だから、生々しさが違う。
文章が生き生きとしているので、読みやすいのだ。
僕自身、世界恐慌のリアルタイムの株の動きなんて知らなかった。
また、月ごとにどんな動きだったかも分からない。
当時の日中足のチャートなんて調べようとも思わなかった。
なんとなく、「世界大戦が終わったのに生産過剰のため・・・」
って感じでしか知ってなかった。
教科書的な知識である。
しかし、実際の様子はそれとは全く異なっている。
なんで、教科書の記述はあんなにいい加減なのか。
百科事典を調べても大学受験の参考書を調べても
農業の生産過剰やら工業の生産過剰やらが原因と書かれている。
もしかして、資本主義に内在する問題だからか・・・。
マルクスだったかが、そんなことを言っていた様な気もする。
今読んでも非常に興味深い。
というか、現在の問題について書かれた本であるかのように錯覚すら覚える。
アメリカにおいて、amazonの経済部門の売り上げtopの本である理由が分かる気がする。
もしも、仮に・・・・このブログに興味がある人がいたら是非どうぞ。

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